去る8月4日、とかち財団が運営する事業創発拠点「LAND」がついにオープン!今回は、そのオープニングイベントのレポートをお届けします。
「LAND」とは
スタートアップ支援スペース「LAND」は、仕事をしたり、事業の相談をしたり、イベントを開催したり、ものづくりをしたり…さまざまな「やりたい」を実現させるために生まれた、みんなのための拠点です。※LANDホームページより引用
JR帯広駅近く(徒歩1分)のビル1階に整備された「LAND」。
松井氏、長澤理事長、米沢市長が位置につき、テープカットが行われます。
「LAND」、オープン!
バルーンの壁が開き、隠されていた「LAND」の全貌が明らかになりました。
今か今かと待っていた人々が、一斉に流れ込みます!
テープカットが行われた「土間スペース」から中へ入ると、キッチン付きの開放的な「カフェスペース」、リラックスできそうな「ラウンジ」、一番奥には、クローズドな「会議室」がレイアウトされ、目的に合わせた過ごし方ができるようになっていました。
はじめに、株式会社アルプス技研創業者 最高顧問の松井氏によるトークイベントが行われました。テーマは「起業家育成にかける想い、十勝にかける想い」。
「十勝は、起業するには最高の場所だと思います。その可能性は、未知数です!」
ユーモアを交えたトークに、会場が一気に温まります!質問タイムも大変活発なものとなりました。
続いては、十勝で起業した3社によるトークイベント!
とかち財団が実施する事業加速化支援プログラム「トカチコネクション」に参加している3社。各代表が、事業に対する想いを語ります。
コーディネーターは、帯広信用金庫経営コンサルティング室 三品室長と、とかち財団「トカチコネクション」担当の高橋さん。
トップバッターは、十勝・浦幌町でハマナスの花を原料としたオーガニックコスメ「rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)」の製造販売を手がける、株式会社ciokayの森さんです。
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次に、地域農業と人材育成を軸とした若者向けの農業インターンシップ事業を行う、TASUKI 有限責任事業組合の山内さんが登場!
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最後は、小さなお子さんやご高齢の方の体操教室を核としたコミュニティ事業を行う、一般社団法人ちくだいKIPの山田さんです。
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お三方の熱意のこもったお話に、「LAND」から創造される未来が垣間見えます。
起業を目指す学生を支援し、アイデアやビジネスプランの事業化をサポートしている同財団。帯広畜産大学の学生チーム「タルタル実行委員会」による、十勝の食材を使用した「タルタルソース」の商品化を進めるプロジェクトが紹介されました。
最後に、ラテアートの実演が行われました!「ラテアート世界選手権」出場経験を持つ広尾町在住の荒川さんが、その技術を披露します。
完成したラテアートに「かわいい」「すごい」の声が上がり、和気あいあいとした空気が流れます。
こうして、楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、閉会となりました。
幕を開けたばかりのLAND。心地よい空間が人と人とを結び付け、新しい関係や発想を生むきっかけを作っているように見えた数時間でした。
ここで何が始まり育っていくのか…楽しみです!
●LAND(帯広市西2 条南11 丁目12 番地1 天光堂ビル1 階)