「とかち財団学生起業家育成奨学金事業」は、公益財団法人とかち財団が「十勝ビジネス支援プロジェクト」の一環として2018年度にスタートしました。十勝経済の発展に寄与する目的で、起業を目指す学生に奨学金の給付を行っています。
3年目の実施となる本事業について、とかち財団の西本さんにお話を伺いました!
西本さん:起業を目指す学生に、年額36万円の奨学金を給付しています。採用されるには、十勝経済に貢献し得る「起業・ビジネスプラン」を書類で提出し、プレゼンテーションを行って審査に合格する必要があります。ただし、起業の時期は問いません。
西本さん:はい。受給期間中に起業準備を進めていただいても構いませんし、一旦社会に出て経験を積んでからの起業でも全く問題ありません。私たちは、早急な成果ではなく確かな起業家マインドを醸成することに主眼を置いています。まずは、内から湧き上がる「好き」や「やりたい」にしっかり耳を傾けること。そして、それを具現化する手段として、ごく自然に「起業」という選択肢を思い浮かべるような人材を輩出したいと考えています。
令和2年度からは、自分を見つめ直す機会を提供するという意図で、1年かけてビジネスプランのブラッシュアップを行っていただくことになりました。
西本さん:目指すクオリティは採用者にお任せしますが、事務局である私たちとコミュニケーションを取りながら進めていただきます。これまで最大10名だった採用者数を5名に限定し、物理的な距離が障壁にならない十勝在住の学生を積極的に採用することで、ひとりひとりに対するサポートの強化を図ります。そうして磨き上げたビジネスプランを、最後の報告会で発表していただく予定です。
1年がかりということで、時間の捻出が難しいように思えるかもしれませんが、本奨学金に返還義務や使途制限はありませんので、アルバイトの時間をこちらに充てていただければと思っています。
西本さん:分野については特に縛りがありません。ただ、選考の観点としては、十勝の産業振興に寄与するかという点を重視します。「十勝に根付くような事業か」というところがポイントになります。また、どこかのタイミングで、十勝管内の学生に対してプレゼンテーションを公開する場を設けたいと考えています。「やりたい」を、起業によって実現する未来… 十勝の次世代と、そんなイメージを共有できればと思います。
西本さん:正直に言うと、審査時におけるビジネスプランのクオリティはそれほど重要ではありません。何より、応募者自身の覚悟や熱意を重視します。「必ずやり遂げる」という強い意志のある方のチャレンジをお待ちしております。
1年間、全力でサポートします!
説明会が下記の日程で実施されます。ご興味のある方はぜひご参加を!
令和2年度「とかち財団起業家育成奨学金」説明会
日時:2020年3月26日(木)18:00~19:00
場所:LAND(帯広市西2条南11丁目12番地1 天光堂ビル1階)
※オンラインによる開催へ変更いたします。詳細についてはこちらをご参照ください。
※参加申込みをいただいた方には別途メールにてご連絡いたします。
参加申込:申込フォーム※お申し込みは不要です。
問合せ:公益財団法人とかち財団 総合企画部 事業創発支援グループ(TEL0155-67-7895)
「2018年度とかち財団学生起業家育成奨学生プレゼン会」レポート
「2019年度学生起業家育成奨学金事業 ビジネスプラン発表会」レポート