2月15日~16日に開催されたイベント「スノーアートヴィレッジなかさつない2020」のレポートをお届けします!
晴天に恵まれた初日。会場となった中札内農村休暇村「フェーリエンドルフ」は、家族連れを中心に多くの人で賑わっていました。中札内村の飲食店と十勝管内のキッチンカーが多数出店し、イベントを盛り上げています!
広大な敷地に降り積もった雪が活用され、犬ぞり、スノーモービル、バナナボート、熱気球、雪上トラクター体験などが行われていました。
冬期間の運動不足が解消される機会にもなっている様子で、来場した人々が心身ともにリフレッシュしているように見えます。
特に、ちくだいKIPによる雪上ジム「Snow KIP」は大盛り上がり!子ども達はもちろん、その保護者も夢中になって体を動かし、楽しんでいました。
これほどの規模で冬のアクティビティを楽しめるイベントは、北海道内でも希少ではないでしょうか。
さらに特筆すべきは、1.5haの雪原をスノーシューで歩いて描いたというスノーアート!地上からでは全容が見えず、特設やぐらで自由に鑑賞できるようになっていました。
空撮した映像も交えて、ご紹介します!
まるでナスカの地上絵!
雪解けと共に消えると思うと…ロマンを感じずにはいられません。
最後に、スノーアートの作者でイベントの主催者でもある梶山智大さん、梶山千裕さんにお話を伺いました。お二人はご夫婦で、2018年から中札内村地域おこし協力隊(観光振興プロデューサー)として活動されています。
スノーアートとイベントの誕生秘話を教えてくださいました。
智大さん「道外から中札内村に移住してきた頃、雪原を眺めていたら“白いキャンバス”に見えてきたんです。スノーシューを履いて歩いてみると、ちゃんと絵になっていて(笑)。その後、海外でも同じことをしている人がいると知り、自分が作ったものが“アート”なのだと実感しました」
千裕さん「2019年度の『十勝人チャレンジ支援事業』を利用してヨーロッパを視察しました。現地の人々が、モノよりコト(体験)を大切にしていたことが印象的でした。私たちは、中札内村の美しい景観を壊しかねない“新しいモノ”を作るより、もともとある価値を掘り起こし、五感を使ってそれを体験していただきたいと考え、このイベントを企画しました。十勝の方に気に入ってもらえたらと思っています」
美しい景観と、パウダースノーにキレイな空気、そこで体を動かす楽しさ…梶山さんご夫妻の思いが伝わってくる、とっても素敵なイベントでした!