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インタビュー

「ちくだいKIP」とは
子ども向け体操教室を主軸とした「総合型地域コミュニティ(造語)」。帯広畜産大学の体育館に活動拠点を置き、年齢別の3クラス(未就園児対象の「ファミリージム」、園児対象の「キンダー」、小学生対象の「ジュニア」)を設けている。2015年の開設以来、子どもの個性を尊重する指導が評判となり、広告に頼ることなく会員数が増加。現在250名ほどが登録※している。大手企業からの業務委託や医療機関との連携など、体操教室の枠組みを超えた取り組みも注目を集め、地域における存在感を強めている。2019年1月、一般社団法人として法人格を取得。

※2019年1月時点

代表理事の山田共彦さんは、帯広畜産大学のOBで青森県出身の1989年生まれ。在学中に体操部を創設し、部長を務めた。同大学を卒業後、村田准教授と「ちくだいKIP」を設立。

人生を変えた出会い

山田さん:私以外の指導スタッフは、体操選手としての素晴らしい実績があるのですが、私の場合は違います。大学在学中に“バック転を教えてほしい”と村田先生にお願いしたことが、すべての始まりでした。バック転を教わるために(笑)、帯広畜産大学初となる体操部を立ち上げ、村田先生に導かれるようにして、今に至ります。村田先生との出会いは、私の人生に大きな影響を与えました。

成果のためではなく、笑顔のために

山田さん:ちくだいKIPには、体操が得意なお子さんだけでなく、運動に対して苦手意識を持つお子さんや、準備運動さえやりたがらないお子さんも入ってきます。技ができる・できないといった成果よりも、子ども達を笑顔にして帰すことが大切だと考えているので、遊びの延長線上でたのしく練習ができるように工夫しています。それは、子ども時代の「(苦手だと思っていたことが)やってみたら、たのしかった」という気付きが、人生のあらゆる場面において挑戦できる素地をつくると信じているからです。私自身にも、高校を一度中退して入り直すという、世間一般の“当たり前”ではない経験があり、そこから得たものは大きかったように思います。

継続の先に

山田さん:3年以上地道に活動を続けてきた結果、人とのつながりが生まれ、外部から評価されるようになりました。今現在は学ぶことも多く、後進の育成や活動の質を上げるといった目下の課題に取り組んでいる最中ですが、将来、子ども達だけでなく高齢者や障害者を含めたコミュニティをつくりたいと考えています。そのコミュニティから、スポーツに親しむ人々の輪が地域全体に広がっていくことを期待しています。

「ちくだいKIP」創設者の村田浩一郎さんは、函館市出身で帯広畜産大学の准教授。人間科学博士。早稲田大学在学中に体操部主将を務め、全日本学生体操競技選手権のつり輪で5位に入賞。日本オリンピック委員会体操競技強化スタッフ、日本体育協会公認体操競技コーチ。教え子から、多数の全道チャンピオンを輩出している。

体操指導者のもとに生まれ

村田さん:私の父は、体操のコーチでした。そのような家庭環境だったので、幼い頃は体育館の隅でよく遊んでいました。一方で、父の熱血指導をする姿に圧倒され、幼心にも体操を習いたいとは思いませんでした。しかし、そのうち幼馴染が習うことになり、私も10歳で体操を始めることに(笑)。
スポーツは、時に命に関わります。厳しい指導が必要な場面もありますが、それはあくまでも、(子ども達自身が)自分の身体を守るための指導なのです。コミュニケーションが成立しない強制的な指導では、人は育たないと感じています。

子ども達の生きる力を育みたい

村田さん:地域の未来は、子ども達が担うことになります。子ども達には、たくさんの大人から大切にされた経験や、体操を通して“努力が報われた”成功体験を積んでほしいと願っています。このような幼少期の経験が、逆境にくじけない強い心を育てると考えているからです。

予防医学の観点から

村田さん:日本の高齢化は進み、医療費の増大が社会問題となっていますよね。病気になれば病院に通うことはあっても、病気になる前、予防のために通う場所がないと感じています。健康寿命を延ばすには、病気になってから行動を起こすのではなく、日頃から体を動かすことが重要です。医療機関と連携を取りながら、高齢者が楽しんで運動できるよう、サポートしたいと考えています。

十勝は、あたたかい

村田さん:帯広畜産大学やとかち財団をはじめ、十勝の方々は、私達の新しいアイデアを受け入れて応援してくださいます。重要な出会いも運んでくれました。以前は競技者を育てることにこだわっていた部分もあったのですが、在宅医療をサポートするNPO法人や発達障がいの子ども達とも交流が生まれ…私は、変わったと思います(笑)。ちくだいKIPの活動を通し、これからもたくさんの人の幸せに関われたら嬉しいです!

「ちくだいKIP」の「KIP(け上がり)」は、体操競技における最初の障壁であると同時に、最初の成功体験なのです。

■お問い合わせ
一般社団法人ちくだいKIP
【活動場所】帯広市稲田町西2線11番地 帯広畜産大学体育館
【TEL】090-4477-6184
【Mail】chikudai.kip@gmail.com
【公式サイト】http://chikudaikip.wixsite.com/home
【Facebookページ】https://www.facebook.com/chikudaikip/


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