混血型事業創発プログラム「とかち・イノベーション・プログラム(以下TIP)」の第3回「事業創発セッション①」のレポートをお届けします。
7月18日のキックオフ、7月28日のチームビルディングセッションを経て、今回からいよいよ事業創発。
本セッションでは、参加者自身の内面に目を向け、自身の原体験などに基づいた「Wants」をベースにしたアイデアを表現し、他の参加者のアイデア、構想も知り、そこからチームでカタチにできそうなことを見出す、というのがこのセッションの主旨。
まずは野村総合研究所の齊藤さんから、TIP流の事業創発のやり方について説明。
「My Wantsを探り出し、『なぜあなたがやるのか?』を突き詰める」ことの重要性と、本セッションの手法について説明。本セッションのゴールは「My Wantsを探そう」「全員のWants知ろう」の2つ。
前半は、自身のWantsを探るワーク。それぞれ、Wants(志、ロマン、なりたい存在、強い問題意識、etc.)や裏にある原体験、事業・プロジェクトアイデアなどをワークシートに記載。記載した後は、3人1組となり、自身のワークシートを1分で説明し、説明した2名から4分間コメントでフィードバック。自己の内面を自分で整理すると同時に、他人の目から見ることがすぐにおこなわれます。
その後もさらに個人ワークで内容を突き詰め、次に5名1組でのグループワーク。自身以外の4名に説明し、同様にフォードバック。一人で突き詰めて、すぐに説明し、さらに一人でブラッシュする、という作業の繰り返しで、自身の内面が顕在化され、整理されていきます。
後半は全員の想いとアイデアの共有。参加者全員が自身のワークシートの内容を1分間プレゼン。発表されたテーマは、健康、食、農業、観光、インバウンド/アウトバウンド、教育、狩猟、フィットネス、交通、空き家空き店舗活用、中心市街地活性化などなど非常に多様でした。
発表後は、ワークシートをテーブルに並べ、コメントを付け合ってフィードバック。
共感したポイント、意見、感想などを付箋に書き、貼っていきます。参加者のコメントとして、「付箋にコメントを書くほうが、直接面と向かって言うよりもコメントしやすい」「すぐに反応が得られることはすごく励みになる」とのこと。
共に事業を構想するメンバーを見つけるための相互理解が、ますます進んだようで、懇親会では、互いのアイデアを話し合い、チームづくりに向けた動きが盛んになっていました。
次回、第4回は8月24日の「事業創発セッション⓶」。次回までの間にチームが作られ、事業アイデアを具体的にカタチにしていくセッションが予定されています。どんなチームの、どんな事業アイデアが飛び出すか、今から楽しみです!