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公益財団法人とかち財団

とかち財団は、十勝にイノベーションを引き起こす産業振興のプラットフォームです。事業の立ち上げ、商品開発、企業間コラボレーションなど、あなたのビジョンを実現するためのあらゆるステップに力を尽くします。

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公益財団法人とかち財団は、十勝管内において起業した事業者の支援を目的とした助成金事業「アーリーステージ事業者支援」の2019年度の採択事業者を決定いたしました。


アーリーステージ事業者支援は、アーリーステージ(成長初期段階)の企業等の事業のステップアップを支援し、地域経済への波及効果を増大させることを目的とした助成金事業で、十勝管内に主たる事業所があり、事業開始後1年以上5年以内の事業者が対象です。助成金限度額は300万円で、事業を拡大成長させる上で必要と認められる経費を対象とします。

とかち財団が地域産業の担い手を通じた創業・起業・事業創発の促進による地域産業活性化を図るため、平成30年度(2018年度)より新たに開始した人材育成事業「とかち財団ビジネス支援プロジェクト2019」の一つです。小売、商社、農業、食品製造、観光など、様々な業種業態の十勝の起業家から、多数の応募が集まりました。

選考委員による最終審査では、一次審査を通過した事業者が、事業内容や事業に対する自らの想いや考え方を発信する面談選考に挑み、事業の成長性、新規性・革新性、地域性、熱意・意欲などの評価が高かった3者を採択いたしました。

アーリーステージ事業者支援助成金公募 採択事業者



一般社団法人ちくだいKIP(キップ)



(左)一般社団法人ちくだいKIP 理事 村田浩一郎さん (中)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行 (右)一般社団法人ちくだいKIP 代表理事 山田共彦さん


事業概要


1歳から12歳までの子どもの体操教室を主事業としたコミュニティを運営している。主たる会場である帯広畜産大学の愛称「ちくだい」に、鉄棒技の「け上がり(KIP:きっぷ)」を組み合わせて社名とし、KIPには運動体験から得られる新たな世界への「切符」の意味も込めた。2019年4月現在、体操教室の会員数は合計300名を超え、各クラスで待機者が出るほどの人気を博している。鹿追町で開催している「ファンコース」では、発達に不安のある子や運動が特に苦手な子を対象としたプログラムを、地元NPO法人との連携で展開している。


アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


「未来の地域をつくる子どもたちを、強く・たくましく・美しく育てる」というミッションのもと、高齢者の体操コミュニティを創出する。体操は様々な運動を想定しており、参加者はパーソナライズされた筋力トレーニングを楽しみながら実施する。トレーニング効果については、他機関と連携して筋力や体組成等の評価値をフィードバックする。さらに、参加者が現在教室に通う子どもたちと自然に交流できる環境を設定する。そこで生成された運動プログラムとコミュニティ運営方法をパッケージ化して、新たにB to B、B to Gビジネスとして展開する。



株式会社ciokay(チオカイ)



(左)株式会社ciokay 代表取締役 森健太さん (右)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行

事業概要


北海道十勝郡浦幌町において行ってきた教育を軸にしたまちづくりを進めていく中で、地元で生まれ育った子ども達の新しい雇用の受け皿を作り出す事を目的に、地元中学生から町に対して提案された町の花「ハマナス」を活用しこの町を活性化したいというアイディアを基に、地元在住の大人達が関わり、磨きあげる「ハマナスプロジェクト」の取り組みから生まれた。このプロジェクトを通じて、町内で栽培された「ハマナス」を主原料に北海道原産の天然由来成分にこだわり配合したスキンケアブランド「rosa rugosa-ロサ・ルゴサ」の販売を行う。


アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


ハマナスを主原料にするスキンケアブランド「rosa rugosa-ロサ・ルゴサ」は、2018年6月の販売から国内外48店舗での販売を行っている。今年度はさらなる販路の拡大に加えて、本事業を活用し、「一般顧客を対象に、「ブランドイメージ訴求」「顧客認知度拡大」「顧客利便性の向上」を目的に、EC販売における定期購入モデルの導入を行う。この取り組みを通じて、北海道発コスメ=rosa rugosa」のブランドイメージ定着を行い、日本全国・そして世界へと北海道十勝浦幌町発のブランドとして成長を目指す。



株式会社KOYA.lab(コヤ ラボ)



(左)株式会社KOYA.lab 代表取締役 岡崎慶太さん (右)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行


事業概要


首都圏や道外大都市の個人をターゲットにまだ北海道ではめずらしい移動式タイニーハウスを使用して今まで滞在出来なかったようなプライベート空間に滞在して頂き、有名観光地では無いが素晴らしい景色のある北海道十勝の景色・地元ならではの食・体験を楽しんで頂く事業を進めている。当社はじめ地域の方々の協力のもと『地域の方がおもてなしをするという特別な体験』を提供している。今後は別な地域でも、地元を紹介したいが宿泊施設が無いが為に素通りしてしまっているお客様に、タイニーハウスを使用して頂く事によって各町への滞在につなげるためのサポートもおこなう。


アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


今後、北海道の主要産業である観光、農業さらには建設業に需要のある個室タイプのタイニーハウスのデモ機を製作する。農業では農泊やインターン更には外国人技能実習生等中長期の滞在に適したもの、又、建設業については遠方での現場作業の際の滞在施設としてレンタル・販売を予定している。さらに観光のお客様には当社の所有しているトイレシャワー付きのタイニーハウスと共に対応する。今回の助成金を活用し、デモ機を製作することによって多くの方に知って頂き、多方面の産業に貢献したい。





とかち財団は、各事業者は、取り組みを成果に結び付けるため、とかち財団が実施するアクセラレーター(事業加速化支援)プログラム「トカチコネクション」への参加や、事業創発拠点「LAND」の活用なども予定しています。

十勝全体の産業振興をミッションとし、採択事業者だけにとどまらない、地域経済への波及効果を目指し、当財団は今後も起業創業支援・人材育成に力を入れて参ります。

お問い合わせは、とかち財団 総合企画部 事業創発支援グループ(TEL0155-38-8850)まで。

■参考
【特設ページ】アーリーステージ事業者支援助成金公募
【Facebookページ】アーリーステージ事業者支援助成金公募