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公益財団法人とかち財団

とかち財団は、十勝にイノベーションを引き起こす産業振興のプラットフォームです。事業の立ち上げ、商品開発、企業間コラボレーションなど、あなたのビジョンを実現するためのあらゆるステップに力を尽くします。

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公益財団法人とかち財団は、十勝管内の事業者への支援を目的とした補助金事業、「令和6年度とかちビジネスチャレンジ補助金」の採択事業者を決定いたしました。


《令和6年6月18日実施の採択者発表会の様子》
(左上より)株式会社庭やたにぞえ 谷沿裕紀さん、株式会社庭やたにぞえ 事業連携パートナー 川瀨千尋さん、
e-Combu 錦古里大河さん、理事長 金山紀久、株式会社おかげさま 菅原雅重さん。
※藤井農場 藤井信二さんは欠席


とかちビジネスチャレンジ補助金は、十勝地域で起業・創業する方や、既存事業の競争力・生産性向上に取り組む挑戦的な企業をより多く輩出することを目的としています。「新たな価値」を創出しようとする起業家や、先導的な「ものづくり・サービス」に取り組む中小企業などに資金の支援を行います。対象者は十勝管内に主たる事業所がある事業者となり、補助上限額はアーリーステージ(設立5年以内の事業者(設立予定を含む))が300万円(補助率:10/10)、グロースステージ(設立6年以上の事業者)が400万円(補助率:2/3)で、事業を拡大成長させる上で必要と認められる経費を対象としています。

本年度も外部選考委員による最終審査を実施し、一次審査を通過した事業者が、事業内容や事業に対する自らの想いや考え方を発信する面談選考に挑み、事業の成長性や熱意・意欲、地域への波及効果などの評価が高かった4者を採択いたしました。



令和6年度とかちビジネスチャレンジ補助金 採択事業者



①株式会社庭やたにぞえ(幕別町)


(左から)株式会社庭やたにぞえ 事業連携パートナー 川瀨千尋さん、理事長 金山紀久、株式会社庭やたにぞえ 取締役社長 谷沿裕紀さん



事業概要


株式会社庭やたにぞえは『自然物に囲まれた豊かな暮らし』をテーマに、十勝管内を中心に個人住宅や商業施設などの作庭企画・設計・施工を行なっています。私たちは生まれ育った『とかち』が大好きです。私たちは『とかちに暮らす』を真剣に考えてモノづくりをする会社です。先人が創ってきたように、私たちが『つくる』景観形成が100年後も、豊かな景色となっているように願って、日々、お庭づくりをしています。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


『庭やとキコリがおいしい!に挑戦』コンテナを活用した特用林産物の生産事業『hakonoko』(ハコノコ)。庭やとキコリ(株式会社川瀬不動産/minotake)がお互いの技術や知恵を活かし、コンテナを使ったキノコ生産事業を行なっています。
今回、とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して、生産施設の拡充と、加工品の開発を行なっていきます。生産施設の拡充では、今後、得られたデータを明確化し、生産コンテナ自体の販売やリース事業なども視野に事業を構築していきます。また、今回の補助金を糧に、山の未利用材を使った栽培の研究を進めていきます。『山』から『食』へ、『食』から『土』へ、『エネルギー』へ。小さいけれど、しっかりと土着した循環型ビジネスを構築します。私たちのできる事は、非常に小さな循環かもしれません、しかし、小さくともしっかりとした循環が沢山できれば、地域は豊かになる。私たちは『とかちビジネスチャレンジ補助金』を活用させていただき、そんな未来を目指して『おいしい!』にチャレンジします。



②株式会社e-Combu(広尾町)


(左)株式会社e-Combu 副社長 錦古里大河さん、(右)公益財団法人とかち財団 理事長 金山紀久



事業概要


「株式会社e-Combu」は、2024年6月に北海道十勝の広尾町を所在地として設立予定の会社です。代表の曽祖父が昆布漁師であった経験を活かし、未利用の昆布資源の有効活用を目指しています。 
事業内容としては、昆養鶏場向けの北海道産昆布粉末飼料および昆布液肥の販売、打ち上げられた海藻を活用したメタン低減飼料添加物の研究開発を行っています。地域資源を活かし、持続可能な農業と畜産業の発展に貢献することを目指しています。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して、昆養鶏場向けの北海道産昆布粉末飼料および昆布液肥の販売事業を実施します。昆布粉末飼料を鶏の餌に添加することで、卵黄の色調改善やコレステロールの低下など、卵の品質向上が期待できます。
一方、昆布液肥は害虫予防や土壌のpHを下げる効果があり、農作物の健康と収穫量の向上に寄与します。本事業により、地域内循環を促進し、地元の農業と畜産業の持続可能な発展を目指し、地域経済の活性化を図ります。



③藤井農場(芽室町)


事業概要


十勝芽室町上伏古地区で現在5代目120年続く藤井農場では、畑作4品(てん菜、ジャガイモ、小麦、豆類)や長芋の生産と、2017年から落花生の生産をしています。「北海道を新たな落花生の産地へ」のコンセプトで芽室町近隣農家と協力し合い、メムロピーナッツを立ち上げ、栽培数増加や、販路拡大に向け新たなチャレンジを続けています。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


芽室町産落花生は「寒暖差により甘みが強い落花生」として認知されるようになってきました。そんな現在国産の落花生が求められる中、「栽培数は増えているが乾燥が追いついていない」という現状があります。そのために「落花生乾燥機」を今回の事業で導入し、全国へ落花生の販路を拡大すると主に、十勝芽室町産作物として認知を広げ、新たな産地としての発展を目指します。



④株式会社おかげさま(帯広市)


(左)株式会社おかげさま 代表取締役 菅原雅重さん、(右)公益財団法人とかち財団 理事長 金山紀久



事業概要


私たち株式会社おかげさまは日本最北端の宮大工として、お寺・神社の設計から施工までを行なっている会社です。
また建築だけに留まらずにその技術力を活かして「北海道の素材に技術で命を吹き込む」をテーマに、プロダクトを積極的に制作し、国内はもとより近年は海外からもお声がけいただいております。
伝統を守りながら、時代に合わせ変えることは変える勇気を忘れずに、日々木と向き合い北海道から新しいものづくりのあり方を探求していきます。



とかちビジネスチャレンジ補助金を活用して実施する事業


「宮大工の技で道産木材を使った木樽造りを実現する」をテーマに、現在は海外からの輸入品に頼り切っているワイン・ウイスキー木樽を、オール北海道の木樽に置き換えていく事を目標としております。
今回とかちビジネスチャレンジ補助金を活用させて頂き、本場の木樽作りを学び、北海道産の楢材を使用して、北海道の職人で実際に木樽を制作します。
またその木樽で各事業者さんに実際にお酒作りを行なって頂きます。
今回の事業が「北海道の木樽」として長く地域に根付く事のきっかけになるようにしていきたいです。





とかち財団では十勝全体の産業振興による地域経済への波及効果を目指し、本補助事業に留まらず起業創業支援・人材育成に力を入れて参ります。

お問い合わせは、とかち財団 事業創発支援部 事業創発グループ/LAND(TEL0155-67-7895)まで。

■リンク
【特設ページ】とかちビジネスチャレンジ補助金
【Facebookページ】とかちビジネスチャレンジ補助金