公益財団法人とかち財団は、令和２年度とかち財団学生起業家育成奨学金の採択者を決定いたしました。

【事業趣旨】
本事業は十勝の産業振興の発展に寄与することを目的とし将来事業を起こすことを目標とする学生に奨学金を給付するものです。今後本事業を通じてビジネスプランの磨き上げを図り、起業家精神を持った学生を十勝に輩出することを目指します。
【給付金額】年額３６万円　【応 募 数】１３件　【募集期間】３月９日～４月２４日
【選考過程】書類選考：４月２７日～５月２２日、プレゼン選考：６月７日
※とかち財団学生起業家育成奨学金事業選考委員会による

（前列左から、森山さらさん、とかち財団 理事長 長澤、中田怜さん、後列左から、米田英里奈さん、大内魁人さん、久保田和基さん）

採択者５名のビジネスプラン概要は以下のとおりです。

米田 英里奈 (よねだ えりな) さん　帯広畜産大学 畜産学部

・ビジネスプランタイトル：「農村ホームステイ卒業生と十勝を結ぶ「架け橋」事業」
・ビジネスプラン概要：修学旅行で十勝農村ホームステイを経験した高校生に対し、継続して十勝との関わりをもってもらうための仲介事業を行うことで、十勝への貢献をしつつ、持続可能な事業として成立させる。

大内 魁人 (おおうち かいと) さん　帯広畜産大学 畜産学部

・ビジネスプランタイトル：「十勝の食材を使ったペットのお土産という新たな産業の展開事業」
・ビジネスプラン概要：
十勝の食材を100%使用した「ペットのお土産」という今までにない産業を開発し、十勝の農畜産物の良さを全国に広め、消費拡大に貢献する。

森山 さら (もりやま さら) さん　帯広畜産大学 畜産学部

・ビジネスプランタイトル：「十勝産じゃがいもの食育教育への展開と消費拡大のためのPR事業」
・ビジネスプラン概要：多品種・十勝産ジャガイモの販売や農作業（植え付け・培度・管理・収穫…など）の動画（VR動画を想定）撮影・販売を行うことで、十勝産ジャガイモの消費拡大および食育教育へ貢献する。

久保田 和基 (くぼた かずき) さん 北海道大学 獣医学部

・ビジネスプランタイトル：「地元とともに食について知ってもらうワークショップと「食育塾」から地域活性化へ」
・ビジネスプラン概要：食材の宝庫である十勝で、子どもたちに食に関して身近に接してもらう場を提供する。本物の味やそれを守る環境を伝えることで、健康・五感豊かな表情を育み、食のブランドや観光にもつなげ、地域の活性化に結ぶ。

中田 怜 (なかだ れい) さん　慶應義塾大学 法学部

・ビジネスプランタイトル：「ふるさと納税制度を活用した地域商社事業」
・ビジネスプラン概要：十勝の一次産業と関わる地域商社事業として十勝地域の特産品の販路拡大支援および新規商品開発を実施。初期の販路としてふるさと納税の返礼品提供を想定。各地域の返礼品としての商品販売を通して、PDCAを繰り返したうえで、ECサイトやお土産品としての販売を進める。

とかち財団は、採択された奨学生のビジネスプラン磨き上げをサポートし、起業家精神を持った学生の育成を図ります。
お問い合わせは、とかち財団 総合企画部 事業創発支援グループ／LAND（TEL0155-67-7895）まで。