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公益財団法人とかち財団

とかち財団は、十勝にイノベーションを引き起こす産業振興のプラットフォームです。事業の立ち上げ、商品開発、企業間コラボレーションなど、あなたのビジョンを実現するためのあらゆるステップに力を尽くします。

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公益財団法人とかち財団は、十勝管内において起業した事業者の支援を目的とした助成金事業「アーリーステージ事業者支援」の採択事業者を決定いたしました。


アーリーステージ事業者支援は、地域の稼ぐ力の創出と、地域経済への波及効果を増大させることを目的に、とかち財団が実施するアーリーステージ(成長初期段階)の企業等の事業のステップアップを支援する助成金事業で、十勝管内に主たる事業所があり、事業開始後1年以上5年以内の事業者が対象です。助成金限度額は300万円で、事業をステップアップさせる上で必要と認められる経費を対象とします。

とかち財団が地域産業の担い手を通じた創業・起業・事業創発の促進による地域産業活性化を図るため、今年度より新たに開始した人材育成事業「とかち財団ビジネス支援プロジェクト2018」の一つです。スマート農業、飲食、バイオ、製造業、人材育成、観光、環境、健康など、様々な業種業態の十勝の起業家から、合計30者の応募が集まりました。

選考委員による最終審査では、一次審査(書類選考)を通過した事業者が、事業内容や事業に対する自らの想いや考え方を発信する面談選考に挑み、事業の成長性、新規性・革新性、地域性、熱意・意欲などの評価が高かった3者を採択いたしました。

アーリーステージ事業者支援助成金公募 採択事業者



一般社団法人ミート・イメージ ジャパン



(右)一般社団法人ミート・イメージ ジャパン 副理事長 口田圭吾さん (左)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行

事業概要


牛枝肉格付の客観的評価法に関する帯広畜産大学の知財を活用し、ポータブルな横断面撮影装置、解析ソフトウェアおよび枝肉画像データベースの開発を行い、国内への普及を目指しています。さらに、豪州・北米・韓国等への客観的枝肉評価法導入を先導し、日本の優れた牛枝肉格付システムをベースとしたグローバルスタンダードの確立・普及のための事業を推進しています。同時に画像から得られる様々な枝肉の特徴に関する効率的な育種改良方法に関する研究を実施しています。

アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


豪州の牛肉産業は世界の中でも非常に大きなものであり、その中にMIJのシステムが利用されることは、他の国々への市場拡大の強力な足掛かりになることが期待されます。MIJの客観的評価法がグローバルスタンダードとなれば、わが国の和牛のすばらしさが客観的な数値で比較され、和牛の輸出を有利に進めることができます。本助成金では、豪州ビジネスを拡大するための現地駐在員の確保、機器整備、現地への渡航費用などを予定しています。

十勝シティデザイン株式会社



(右)十勝シティデザイン株式会社 代表取締役 坂口琴美さん (左)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行

事業概要


人・情報・事業アイディアが交わり集積するコミュニティ・ホテル施設「ホテルヌプカ」 (2016年3月帯広駅前に開業)の運営実績を活かし、東京を中心とする大都市マーケット内に営業拠点を設け、十勝の地域資源(食品・観光を中心)を全国・全世界の大都市マーケットへ販売し、地域外からの資金・情報・人材を十勝に誘導・還流させる事業。VR技術の活用や働き方改革のテーマにも対応した先進的な取り組みを進める。

アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


東京に最初の活動拠点を設け、3-5名のスタッフで都市圏側での販売活動を開始。「クラフトフード」コンセプトに基づく独自の販売・マーケティング手法をノウハウ化してトレーニングプログラムを構築。VR技術を活用したコンテンツ制作や販売提案の実証実験なども実施。十勝側では、担当コンサルタント・クリエイターが協力生産者等へのヒアリングを行い、対象商品・サービスの販売目標・計画を策定。東京側と十勝側の連携した活動モデルの構築を目指す。

株式会社エアシェア



(右)株式会社エアシェア 代表取締役 進藤寛也さん (左)公益財団法人とかち財団 理事長 長澤秀行


事業概要


旅行者・小型航空機所有者・プロパイロット資格保有者の3者間マッチングサービスをウェブ上で行い、サービスサイト運営・管理を行うことで、旅行者には小型航空機という従来日本には馴染みの薄かった選択肢を手頃な価格で用意できる。このサービスにより、オーナーパイロットが当たり前のように行っている「好きな時」、「好きな所から」、「好きなところへ」が誰にでもできる当たり前のアクティビティ、あるいは交通手段となる。

アーリーステージ事業者支援助成金を活用して実施する事業内容


当社事業をスタートするためにはウェブサイトの開発が必要となる。そのためにはUI/UX開発、システムのベースとなる部分としての1次開発、システムの応用部分となる2次開発が必要である。現時点でUI/UX開発及び1次開発の殆どを完了しているため、本事業においては2次開発、またシステムの動作検証を行う。また、サービスの公開へ向けて小型航空機オーナー、プロパイロット資格保有者への営業活動を行い、サービス体制を整える。



とかち財団は、各事業者の取り組みを成果に結び付けるため、当財団が実施するアクセラレーター(事業加速化支援)プログラム「トカチコネクション」での支援も予定しています。

十勝全体の産業振興をミッションとし、採択事業者だけにとどまらない、地域経済への波及効果を目指し、当財団は今後も起業創業支援・人材育成に力を入れて参ります。

お問い合わせは、とかち財団 事業部地域連携支援課(TEL0155-38-8850)まで。

■参考
【特設ページ】アーリーステージ事業者支援助成金公募
【Facebookページ】アーリーステージ事業者支援助成金公募

■関連サイト
【特設ページ】とかち財団学生起業家育成奨学金事業
【Twitter】とかち財団学生起業家育成奨学金事業
【Facebook】とかち財団学生起業家育成奨学金事業

【特設ページ】十勝人チャレンジ支援事業
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